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美濃路1 垂井~大垣

14km 2016年12月4日

街道沿いには多くの神社仏閣があり、街が歴史を語ってくれます。
大垣市内に入ると、いたるところに「美濃路」の案内板が設置されていて、他所から来た人への優しさが伝わってきます。
歴史と旅人を大切にしている街です。
昼食の寿司屋の大将も、気さくに話しかけてくれて、優しさに包まれた一日でした。

☟タイムラプス動画です。

【下記の写真は、クリックで拡大】

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JR垂井駅舎googleMAPへ

1884年(明治17年)5月25日国鉄大垣駅-関ケ原駅間延伸時に開業。一般駅。
1944年(昭和19年)10月11日新垂井駅開業により、上り列車のみの営業となる。垂井駅-新垂井駅間は省営バス(府中線)が走る。
1946年(昭和21年)11月1日旧下り線が垂井線(単線)として復活したことにより、下り列車の停車が再開。
1971年(昭和46年)10月4日貨物の取り扱いを廃止。
1984年(昭和59年)2月1日荷物の取り扱いを廃止。
1986年(昭和61年)11月1日下り本線専用の新垂井駅が廃止。また、同日に国鉄バス府中線が廃止される。

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竹中半兵衛重治公銅像googleMAPへ

半兵衛は竹中重元の子として天文13年(1544)大御堂(現大野町)で生まれたといわれる。重虎とも称した。
羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)の参謀として活躍し、黒田孝高(黒田官兵衛)とともに「両兵衛」「二兵衛」と称された。しかし、軍功に関する逸話や美談の多くは後世の創作によるものと見られ、史実上の実像が不明瞭な人物である。
また、秀吉の正式な家臣であるという記述も一次史料には見当たらず織田家から秀吉に付けられた与力武将の一人であると見られている。
「知らぬ顔の半兵衛」
羽柴秀吉が竹中重治を伴って出陣。しかし、秀吉は全軍に退却を命じたにもかかわらず、重治だけはこれに従おうとしない。重治は自らの手勢1000人を陣地に残したため、秀吉はこの行いを責めるが重治は知らぬ顔で平然と軍律違反をやってのけてしまう。しかし、これが幸いとなって重治の残した手勢が勝利に導く要因となったため秀吉は一転してこれを称えた。

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長屋氏屋敷の跡googleMAPへ

足利尊氏滞在の長屋氏屋敷跡
文和2年(1353)6月13日北朝の後光厳天皇は南朝軍に京都を奪われ、足利義詮らと共に垂井へ避難され、一時、垂井の長者長屋氏の屋敷を仮御所にされた。
その頃、原・峰屋らの南朝軍がここを襲うと聞き、急いで美濃国守護土岐頼康の居城である、揖斐小島の頓宮へ移られた。
後光厳天皇は、8月25日足利尊氏の西上を聞き、頼康の造営した垂井頓宮へ戻られた。
9月3日尊氏の大軍が垂井に到着し、尊氏は直ちに天皇に拝謁、天皇を安堵させた。
尊氏の垂井での宿舎は、垂井の長者長屋氏の屋敷で、後光厳天皇の仮御所になった所である。
その後、尊氏はここで病気になり、天皇の京都への還幸は遅れた。
17日尊氏の病気もなおり、天皇を中程にし、義詮が先陣、尊氏が後陣の隊列をつくり、垂井頓宮を後に京都へ出発された。『現地案内板より』

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垂井追分道標googleMAPへ

追分は中山道と美濃路の大切な分岐点でした。ここには宝永6年(1709)、垂井宿の問屋奥山文左衛門が建てた「是より右東海道大垣みち左木曽街道たにぐみみち」と刻まれた自然石の道標があり、中山道250余の道標中7番目に古く、歴史的に非常に価値の高いもの。

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美濃路の松並木 垂井googleMAPへ

追分・綾戸間には、美濃路唯一の松並木が当時の面影を残し、現在、町は保存会などの協力を得て、松並木の保存に努めているそうです。

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一里塚googleMAPへ

 徳川家康は幕政の基盤を固めるため、全国主要街道の整備に努め、慶長9年(1604)には、その路程標として一里塚を築かせた。
 一里塚とは、一里(約4Km)ごとに街道の両側に五間(約9Km)四方の塚を築き、その頂に榎などを植えたもので、旅人の里程の目安となり、乗り賃支払いの基準とされたほか、休息の場でもあった。
 この一里塚は、東海道と中山道を結ぶ美濃路に築造されたもので、南側だけであるが榎がのこるなど、ほぼ原型に近く貴重な史跡である(資料:大垣市教育委員会)

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奥の細道結びの地googleMAPへ

芭蕉は、元禄2年(1689)3月27日に、弟子の曽良とともに江戸を出発し、東北・北陸地方を巡り、8月21日に大垣で、『奥の細道』の旅を終えました。ときに芭蕉46歳。距離にしておよそ2400キロ、150日あまりにおよぶ生涯で最大の旅でした。

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